エアマットレス ここちあ利楽

電源コードを差し込むだけで床ずれ防止機能がスタートする操作不要の全自動エアマットレスです。

おもな特徴

利用者様の姿勢や背角度に合わせる、かたさ自動運転機能を採用しています。

独自のセンシング技術で、利用者様の体重や体形を検知してエアマットレスの内圧を自動的に設定します。そのため、常に利用者様の姿勢やベッドの背角度に合わせた全自動運転が可能です。

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安定した寝心地に配慮し、エアセルの凹凸感を抑えた構造です。

高い体圧分散性を発揮しながら、安定性が高く、エアセルの凹凸感を感じさせにくく、自然な寝心地を与えられるように配慮しています。

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マットレスカバーは、清拭タイプと通気タイプを用意しています。

清拭タイプは清拭消毒に対応する耐薬品性・防水カバーであり、MRSAに対して抗菌効果を発揮する特殊加工を施しています。通気タイプはカバーを付けたまま丸ごと洗浄ができる通気・通水性を有しており、抗菌・防カビ加工を施しています。

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便利な機能で、さまざまな業務をサポートします。

エアマットレスを簡単に便利に使えるように工夫されています。また停電時や緊急時などの使い勝手にも配慮した設計が施されています。

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ラインアップ

用途に合わせて選べます。

清拭タイプ

清拭消毒に対応する耐薬品性・防水カバー。

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通気タイプ

取り外して洗浄可能な通気・通水カバー。

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全自動で使えるi-fitting(かたさ自動運転機能)を搭載

i-fittingは、体重連動自動調圧・体形連動自動調圧・背角度連動自動調圧を連携させてエアマットレスのかたさを常に自動的に設定しながら運転する機能です。電源を入れるとすぐに作動し、利用者様の体重や体形を検知してエアマットレスの内圧を自動的に設定します。そのため、従来のエアマットレスでは必要だった使用前の体重設定が不要です。その後は、常に利用者様の姿勢や背角度に合わせた全自動運転が可能です。

体重連動自動調圧

利用者様の体重に適した内圧に調整する機能です。独自のセンシング技術で体重を検知して、20kgから138kgまでの範囲で自動判定します。検知した体重に応じてマットレスのかたさを14段階で調整します。

体形連動自動調圧

利用者様の体形に適した内圧に調整する機能です。姿勢の変化を検知してマットレスのかたさに反映させます。円背や拘縮、骨突出などがある方の体形も判断でき、沈み込みすぎないように自動設定します。

背角度連動自動調圧

ベッドの背あげをおこなうときに、変化していく背あげ角度にリアルタイムで対応して、背あげ角度に適したマットレスのかたさに調整します。底づきを抑止しながら、背あげが終了するまで全自動で動作します。

ベッドから電源を供給し、床ずれリスクを抑えるベッドリンクⅡ

リンクケーブル(別売)で対象となるベッドと接続すると、ベッドから電源が供給されるので、マットレスの電源コードが不要になり(パワーリンク機能)、ベッド周りをより使いやすくすっきりと整理できます。また、i-fittingの自動調圧機能に、背あげをするときに身体のずれと圧迫感を軽減するE-ストレッチ機能と、背あげ動作後に背中をマットレスから浮かせる背ぬき機能が追加されます。

マットレスの縮みを抑えるE-ストレッチ機能

ベッドリンク機能がONのときに自動的に動作します。背あげが始まるとエアを急速に注入して、製品自体の重さや利用者様の重さでエアセルが収縮してしまうのを防止します。エアセルの収縮を防ぐことで、身体のずれを抑えるとともに、上から覆い被さるような圧迫感を軽減します。

背中を浮かせる背ぬき機能

ベッドリンク機能がONのときに自動的に動作します。背あげをしている間に高速で圧切替を実行します。背中から臀部を部分的にマットレスから浮かせることを繰り返して、背中がマットレスに押し付けられ皮膚が引っ張られる状態にならないようにします。

圧切替機能

通常は3連の圧切替機能により、エアセルの内圧を2つおきに順番に低くしたり高くしたりすることを繰り返して、同じ部位に圧力が加わり続けないように動作します。体圧のかかりやすい臀部のエアセルは上下に2層構造とし、上層は圧切替をおこないながら、下層には常に空気を保持させることで、体圧を分散しながら底づきの抑止と自然な寝姿勢の保持に貢献します。

背あげ時にかかるずれ力を軽減するグライドシート

トップクッションを独自の「グライドシート」で包むことで、側地とクッション材の間を滑りやすくしています。背あげをするときには、側地を滑らせることで背部や踵部に生ずるずれ力を軽減します。逆に臀部は滑りにくい構造とし、臀部をしっかりと支えて骨盤を起こしやすくすることで、姿勢の崩れを抑えます。背あげに伴うずれ力を軽減することで、i-fittingの背角度連動自動調圧をさらに効果的に利用できます。

マットレスとの接触面の蒸れを軽減する除湿機能

エアマットレス内部に定期的に空気を送り出すことで、エアマットレス内に浸透した湿気や熱を排出します。

安定感が高いエアセルのユニット化構造

エアセルを3本ずつ連結させてユニット化させた設計です。各ユニットの自立性が高いので、身体を横たえた際にもエアセルが折れ曲ったり倒れたりしにくくなり、マットレス特有のエアセルの凹凸感が少なく、ウレタンマットレスに近い安定した寝心地を実現しています。

ベッドへの乗り降り、端座位、体位変換に適した「しっかりモード」

ベッドへの乗り降りや端座位をとったり体位変換をおこないたい場合には、マットレス全体の圧力を高める「しっかりモード」を選択できます。操作パネルの上部のわかりやすく使いやすい位置に操作ボタンを設けてあるので、必要なときにはワンタッチで利用できます。

【清拭タイプ】清拭消毒に対応する耐薬品性・防水カバー

側地にはポリウレタンフィルムのコーティングを施し、内部への液体の浸透を防ぎます。耐薬品性なので清拭消毒に対応します(次亜塩素酸ナトリウムに対応)。
※KE-971S、KE-973Sのみ。

MRSA抗菌加工

表面に付着したMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対して抗菌効果を発揮する特殊加工を施しています。

【通気タイプ】側地を付けたまま丸ごと洗浄が可能

側地には、取り外して洗浄できるニット生地の通気・通水カバーを採用。身体とマットレスの間に発生する水蒸気(蒸れ)に配慮した構成です。エアマットレスの除湿機能を選択すれば、さらに蒸れが軽減できます。

操作パネル

操作パネルで、「かたさ自動運転」と「かたさ手動運転」とを切り替えることができます。電源を入れると「かたさ自動運転」がスタートするので、通常は操作パネルでの操作は不要です。かたさを手動で設定したい場合には操作パネルで切り替えて設定がおこなえます。

ポンプを設置するスペースが不要、ビルトインポンプ

ポンプや送風チューブがマットレス内部に収納されているので、省スペース化が可能になるほか、ベッドの周りで動きやすく車椅子などの移動も妨げません。また、上位機種と同等の大容量ポンプによるターボ運転を実現しているので、まったく空気が入っていない状態から約10分で利用可能になるほか、しっかりモードの高速動作を実現しています。

停電時もエアを保持

電源の供給が途絶えると、自動的にバルブを閉じて空気の排出を停止します。約2週間はマットレス内の空気を保持することができます。

緊急時にすばやく空気を排出する緊急排出装置

緊急時には側面のファスナーを開いてカプリングを外すことでエアマットレス内の空気を素早く排出して、迅速にCPRへ移行できます

難燃加工

側地とポンプケースには、着火するまでの時間が長く、いったん着火しても燃え広がりにくい加工を施しています。

カタログ・取扱説明書