在宅療養の場でもエアマットレス「ここちあ利楽flow」は高評価

2023.06.28

  • 床ずれケア
#製品活用事例
訪問看護ステーションさくら

褥瘡予防・ケアに力を入れている訪問看護ステーションさくら(奈良県桜井市)では、各社エアマットレスを入念に比較検討した結果、「ここちあ利楽flow」(パラマウントベッド社)を導入しています。厳しい吟味を経て選ばれたポイントは何だったのでしょうか。管理者の渡辺佐智子さんに伺いました。

【お話を伺った方】
訪問看護ステーションさくら
管理者 渡辺 佐智子 様

褥瘡予防・ケアのレベルを施設全体で底上げ

――貴ステーションについて、簡単にご紹介ください。

奈良県中部に位置する桜井市は人口約5万人を擁し、日本古来の歴史と文化を今に伝える特色ある街です。当ステーションは、患者さんが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを送ることを支えるため、「信頼」「安心」「連携」をモットーにサービスを提供しています。24時間の電話相談や緊急対応をしている点も当ステーションの特徴です。現在は約15人の看護師が勤務しており、その他にリハビリテーションを担当する専門職も所属しています。

――貴ステーションでは、褥瘡予防・ケアにかなり力を入れていると伺いました。管理者として、どのように施設全体のケアのレベルを引き上げているのでしょうか。

私が訪問看護師になったばかりの25年近く前は、褥瘡に限らずあらゆるケアについてスタッフの経験値によるケアを展開していて、根拠が明らかでなく「先輩のやることを見て学びましょう」というスタイルが多かったと記憶しています。

そのため、それを改善し、褥瘡保有・褥瘡発生高リスクの利用者へよりよい医療の提供ができるようステーション内スタッフの褥瘡に関する知識強化、利用者を取り巻く家族・サービス業者へのはたらきかけ、地域医療者へのアピールに重点的に取り組んできました。

在宅療養をする利用者やその家族にとっては、褥瘡ケアが生活の一部になります。継続ケアを展開するには、医療従事者がこの「生活」をイメージできるかが、鍵となります。

そこで、利用者の生活の中での褥瘡発生リスクなどをアセスメントし、療養環境を整えることから始めます。

2_訪問看護ステーションさくら

エアマットレスを解体して構造までチェック

――褥瘡を予防する、あるいは治すために、エアマットレスは大きなポイントになると思いますが、どのように製品選定をしているのでしょうか。

エアマットレスの選定は、念には念を入れて慎重に行う必要があると感じています。どんな製品にも良い点と悪い点があり、それらをすべて踏まえた上で最も患者さんのためになると思われるものを選び抜かなければならないからです。そのため、当ステーションでは、エアマットレスの選定にあたって候補となる製品のカバーを開けて、エアセルの形状や並び方、ポンプの位置などを細かく確認しています。こうしてエアマットレスの構造を自分たちの目で見ることで、当該製品がどんな状態の患者さんに適しているか、当該製品の機能を最大限発揮するために必要な環境は何か……といったところまで考えを巡らせることができるわけです。

入院患者さんの退院調整のために病院でのカンファレンスに参加する際も、各エアマットレスの良い点/悪い点を関係職種にきちんと説明するようにしています。それは、私が関与しない場であっても、より適切なエアマットレスの選定が行われることを願っているからです。

以前、エアマットレスの構造をまるで理解していない福祉用具貸与事業者さんが患者さん宅にエアマットレスを運び入れた際、誤った組み立て方をしていたのを発見したことがありました。エアマットレスは、組み立て方一つ違うだけで本来の機能を発揮できないことがあります。その点からも、やはりエアマットレスの構造を理解しておくことは重要だと思います。

最大のお勧めポイントはトップクッションの妙

――入念な検討の結果として導入された「ここちあ利楽flow」について、渡辺さんご自身、あるいはスタッフの皆さんの評価はいかがでしょうか。

私が思うに、「ここちあ利楽flow」最大のお勧めポイントは、トップクッションとしてマットレスの上層に約1cmの薄いウレタンクッション(下図の黄色クッション)が付いていることです。これがあることでエアセルの凹凸が滑らかになり、乗っている人の身体をまるで桃やメロンを包むフルーツキャップのように優しく受け止めてくれます。身体にエアセルの跡が残りづらいですし、エアマットレス特有の寝心地の悪さも軽減されるので、他の製品にはない長所だと思います。

3_ここちあ利楽flow.png

また、スタッフの中でも特にリハビリテーションの専門職は、患者さんが乗っているエアマットレスに上がり、身体の様子を調べたり訓練を行ったりすることがあります。その際、「ここちあ利楽flow」の「自動しっかりモード」1を使うと、他社製品よりもエアマットレスに沈み込む感覚が少なく感じるそうです。その結果、患者さんの姿勢を安定させやすくなったり、細かな動きのコントロールを行いやすくなったりするということです。

4_自動しっかりモード

※1 自動しっかりモード:患者さんの起き上がりやマットレス端部への寝返り、端座位を検知し、自動でマットレス全体の内圧を上げてかたくする機能。

――患者さんやそのご家族からの評価はいかがでしょうか。

患者さんからは「スモールフロー」2による小さな体位変換について「寝ているときでも違和感がない」と好評です。一般的な体位変換機能だと、エアマットレスが動いたときにシーツや枕がずれてしまうことがしばしばあります。その点、「スモールフロー」ではゆっくりと少しずつ動くので、寝心地の悪さを感じにくいのだと思います。 

5_スモールフロー

※2 スモールフロー:患者さんが横になると、4つの彎曲形状のポジショニングセルが15分間に1つずつ、時計回りに膨張と収縮を繰り返し、自動で小さな体位変換を行う機能。

また、「バックサポート」3を使うと、「スモールフロー」で使用する4つのポジショニングセルがすべて膨らみ、患者さんの身体を支えることができます。背上げしてテレビを観たり、休んだりするときに、姿勢の崩れが少ないため、誰かの介助を受けて姿勢を直してもらう必要がありません。

6_バックサポート

※3 バックサポート:ベッドの背角度が約30度以上になると、4つの「スモールフローセル」が同時に膨らみ、背上げしたときの姿勢保持をサポートする機能。

ご家族からは「体位変換が簡単にできるので助かっている」という声が聞こえてきます。身体の大きさや力の強さなどは人それぞれなので、ご家族が患者さんの体位を調整することが難しい場合も少なくありません。しかし、「ここちあ利楽flow」なら自動的に患者さんの体位変換をしてくれるので、ご家族の負担やストレスが大幅に軽減されます。体位変換の際に生じるマットレスの音についても他社製品に比べて静かであるため、患者さん自身だけでなく、夜間も患者さんのそばで寝る必要があるご家族にも喜ばれています。

先にも言った通り、すべてのエアマットレスには良い点と悪い点があり、それを医療の専門家として熟知した上でフィッティングする必要があります。周りの人の話を鵜呑みにして、自分の頭で考えることを放棄してはなりません。エアマットレスの選定において考慮すべきポイントはたくさんありますし、各社製品も進化を続けていくでしょう。これからもベストな選択ができるよう、勉強を続けていきたいと思っています。

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